1月22日から3月5日までの毎土曜日(2月26日は除く)に久留米ビジネスプラザ及び、六ツ門大学において開講されました久留米大学ベンチャー育成講座は、延べ126名 の方のご参加をいただきました。
名称
久留米大学
ベンチャー育成講座
時間
午後
5時半から7時までの1時間半
定員
各回30名(定員になり次第締切)
対象
学生及び起業に関心のある社会人の方々
主催
久留米大学
後援
久留米市・株式会社久留米リサーチ・パーク・
株式会社久留米ビジネスプラザ
・久留米学術研究都市づくり推進協議会・株式会社九州文化技術研究所・
SOHO筑後川
久留米が輩出した偉大な起業家に学び、起業家の資質として大切な事、アジア各国のベンチャー支援の政策やベンチャーの取り組み、今注目のコミュニテイビジネスでの起業について、また起業時の苦労から今後の戦略まで6名の各分野でご活躍の講師に講演頂きました。
1月22日
久留米大学商学部
福永文美夫教授
(詳細は
こちら
)
『ベンチャーの経営戦略』
1月29日
SOHOアジア
飯盛敦博代表
(詳細は
こちら
)
『自分らしく個性的に』
2月5日
株式会社久留米リサーチ・パーク バイオインキュベーションマネージャー
高原謙蔵氏
韓国IT最新事情『韓国のITベンチャー育成の取り組み』 (詳細は
こちら
)
2月12日
久留米大学経済学部
原田康平教授
(詳細は
こちら
)
『ベンチャーにまつわるお金と技術』
2月19日
久留米大学経済学部
駄田井正教授
(詳細は
こちら
)
『コミュニティとベンチャー』
3月5日
株式会社ファウプ
村山由香里代表取締役
(詳細は
こちら
)
『社長業ほどクリエィティブな仕事はない』
全体に関する意見
・
出席者の方の発言がとても参考になります。
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起業の事例。どんなビジネスをはじめたらよいのかを参考になるための講座。また、リスクマネジメント。事例研究でおこなえるとよいと思う。その中で、起業の名場面を経験でき、ロールプレイ、シュミレーションまでできると理想。
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具体的な話が多くすごく分かりやすかった。社長やってみたくなりました。
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最近はコミニュティ・ビジネス及びNPOビジネスによる起業に興味があり、その起業の準備をしている。これからのベンチャービジネスはコミニュティ・ビジネスの方向に行くと思う。
講師
久留米大学商学部 福永文美夫教授
題 名
『ベンチャーの経営戦略』
講座内容
久留米が生んだ世界的なベンチャー起業家はどんな戦略をもっていたのか志と理念、ビジョン、戦略をポイントを押さえて解説頂きました。
●
情熱、アイデア、行動力、謙虚さを起業家達の活動より戦略として導き出す
●
この講座の要旨と同様に、起業家を輩出することは、地域の活性化に結びつくということから、偉大な起業家を生み出す素地が久留米にあるとしてベンチャーは、ラーメンや芸能人等に次ぐ久留米の宣伝材料になる→『久留米をベンチャーのマザーランドに』と提言いただきました。
アンケートより
1.「ベンチャーの経営戦略」のどこが参考になりましたか?
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孫正義の人物像
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起業家が何を軸に考え、行動してきたのかが、まとめて聞くことができ参考になった。
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経営者の発想力のすごさ
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久留米出身のベンチャー企業家がいたということを再確認できた。
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志と理念の持ち方
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久留米の先人たちの戦略について
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謙虚さなど心が大事ってこと
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ベンチャーの戦略に謙虚さを入れてあるのが新鮮だった。
2. 「ベンチャーの経営戦略」について、他に聞きたい事がありましたらお書き下さい。
・
もっと具体的な戦略についてお聞きしたい。
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これから始めるという人間には、カリスマのもう少し下の方の実例や生の声も面白いと思います。
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ベンチャーの経営の共財例について
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TT時代の経営戦略、インターネットをいかに利用していくなど。
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小が大に勝つ経営戦略
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講師
SOHOアジア 飯盛敦博代表
題 名
『自分らしく個性的に』
講座内容
シンガポールでの起業についての取り組みやSOHOについて、また、起業家の資質として行動力・自分の事業への強い思いの重要性についてお話頂きました。
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シンガポールでの起業を目指す外国人に向けて事業計画書を審査基準とした新型ビザの発行開始。
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起業奨励を目的に著名実業家を中心に設立された企業のための行動コミュニティ(ACE)が精力的に起業を促進するイベントを開催。
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経済の活力の源は、起業活動にある。
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起業家とそれ以外の人との違いは『行動するかしないかだけだ』
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SOHOは、ベンチャーのアーリーステージでもある。
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自分の本当にやりたい事を実現させるためには、情報力(知識と人脈)と行動力。
アンケートより
1.「自分らしく個性的に」のどこの内容が参考になりましたか?
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起業家精神について、新しいワークスタイルがこれから必要と考え、どうしたいと思っていた答えがあった。
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行動力の重要性
・
自分の本当にやりたい事を実現させる為についての話
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好きなことへのこだわり、強い思い、情報力と行動力
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学生の頃に「ベンチャービジネス」のゼミをとってましたので、懐かしく忘れていた事を思い出しながらお話を聞け、楽しかったです。
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起業には、自分がやりたいことと、地域(や地域への経済)への貢献度を考える必要があること。
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「起業家とは行動するかしないかだけだ」との言葉
2. 「自分らしく個性的に」について、他に聞きたいことがありましたらお書き下さい。
・
経営的なもの、資金面の話を具体的に聞きたい。
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SOHO協会の活動として、若い人達も少額でもエンジェルになれる様な面白い 取り組みがあればいいのにと思います。
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もう少しベンチャー企業するための行政への対応、どう立ち上げて行けば良いのか具体的に講座を行ってもらいたい。(現実的なもの)
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人脈の効率的な確保の具体的な方法
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講師
福岡インキュベーションセンター(F-BIC)インキュベーションマネージャー 高原謙蔵氏
題 名
韓国IT最新事情『韓国のITベンチャー育成の取り組み』
講座内容
韓国のITの取り組みやCyberKorea21の主要成果についてデーターをもとに解説頂きました。
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韓国のIT化が如何に進んでいるか、韓国IT産業の成長背景と共に解説頂く。
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韓国のIT産業活性化の成功要因としては、政府の役割が大きく、民間との緊密な協力体制を構築している。
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韓国の国民性と日本との違いやそれに伴う商習慣の違いがあるが、お互いよく対話する事によってその壁は、乗り越えられる。
●
韓国のITベンチャーは、起業したときから世界を視野に入れている。
●
生涯教育としてe−ラーニング進んでいてTV会議システムを利用して双方向のやり取りが行われている。
アンケートより
1.「韓国TT最新事情『韓国のTTベンチャー育成の取り組み』」のどこの内容が参考になりましたか?
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韓国がTT大国であること。TTに対して研究を進めないといけない。TTで何ができるのかを調べ、ビジネスの効率を上げていくことが必要だろう。多量に仕事を処理できるためのツールをTTを利用して開発しないといけない。
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韓国人の気質
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韓国TT産業活性化の成功要因
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アメリカ的な競争力をもった若者と日本のなんとかなるさぁとかまえている若者とを見くらべると将来はどうなるのかと思った。
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お国柄、国策、インフラについて
・
客観的なデータと先生が身近でみておられたエピソードと両方から韓国の現状をわかりやすくお聞きすることができた。
2.「韓国TT最新事情『韓国のTTベンチャー育成の取り組み』」について、他に聞きたい事がありましたらお書き下さい。
・
アメリカが1位、日本が15位、そのギャップは何か。インターネットの利用率?コンテンツの高度性?インフラ整備?そのあたりを明確にできたらと思う。
・
韓国をリードする企業の事例など知りたい。TTの具体的な事例が知りたい。
・
韓国のSOHO、ベンチャー(現場レベルの)の人との交流があるといいです。
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講師
久留米大学経済学部 原田康平教授
題 名
『ベンチャーにまつわるお金と技術』
講座内容
日本経済の現状から日本のベンチャー企業の実態、ベンチャーキャピタルについてまた、アイディアや新しいニーズについて各項目を沢山のデーターと先生の経験をもとにわかりやすく解説頂きました。
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今までの経験で大学での研究を事業化しようとして失敗された事例について
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現在の日本の経済の状況
・ 少子高齢化、巨額の財政赤字。変貌しつつある産業構造
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新規開事、ベンチャー企業の実態
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第2回目の講座で質問の多かったベンチャーキャピタルについて
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「何ができるか」より「何をやるか」を優先させる。
アンケートより
1.『ベンチャーにまつわるお金と技術』のどこの内容が参考になりましたか?
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様々な資料(統計等)とその説明が参考人になった。
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資金面で自己資金の準備が必要であること。ニッチ産業がターゲットになるのではという点に注目しています。
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資金ぐりの現況と難しさを実感しました。
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ベンチャーキャピタルについての話が参考になりました。
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大学の研究は、特に関心を持たないと一般にはなかなか何が行われているのかわかりませんが、ビジネスに学術的な理論の裏づけがありますと信頼度が増すと思いました。
2. 『ベンチャーにまつわるお金と技術』について、他に聞きたい事がありましたらお書き下さい。
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TTに関するベンチャーがこれからという内容でそれならTTに弱いもので何かをやれないか?と考えてます。
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ビジネスにつながるアイデアや知恵がいっぱいありました。
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講師
久留米大学経済学部 駄田井正教授
題 名
『コミュニティとベンチャー』
講座内容
文化力の向上と規模縮小による生産性の向上について、実現と技術と地域のニーズのマッチングの場としての筑後川流域なんでも相談会の説明して頂きました。
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経済成長と技術革新
・ 人間生活の豊かさは、必ずしも物質的な豊かさに限られるものではない。
・ 現在は、むしろ「物」がありすぎて困っている。
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文化力の向上と規模縮小による生産性の向上を実現するには、
1. ネットワーク
2. 消費者の参加
3. 質の問題がキーワード
●
コミュニティからベンチャーを生み出すには、シード志向(手持ちの技術を活用)とニーズ志向(需要・解決を迫られている問題から)のマッチングが必要
例)
筑後川流域なんでも相談会
アンケートより
1.『コミュニティとベンチャー』のどこの内容が参考になりましたか?
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豊かな生活、文化経済学、顧客との感動の共感、アダム・スミス理性、生理、情、文化力の向上と規模縮小による生産性向上、ネットワークコミュニティ(コミュニティ防犯、セキュリティ、教育、医療、手渡しネット)
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顧客満足から「顧客との感動の共感」
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私自身が求めていた地域の互助力を高めるのにすばらし講座内容でした。
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人的ネットワークが大切だとわかりました。
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これからの地域経済発展には、文化経済が重要であることを認識しました。
2.『コミュニティとベンチャー』について他に聞きたい事がありましたら下にお書き下さい
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コストの削減方法
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コミュニティをベンチャーの経済自立に結びつけることの秘訣があったら知りたい。
3.その他感想がありましたらお願い致します。
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地域活性化には大変に重要なテーマだと思います。文化を生かす。文化を造る
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このような講座があれば、また聴講したいと思いました。
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講師
株式会社ファウプ 村山由香里代表取締役
題 名
『社長業ほどクリエィティブな仕事はない』
講座内容
学校を卒業して、起業に至るまでの経緯、起業当初の苦労した事など、実際の企業体験、経営の中から貴重なお話をして頂きました。
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男女平等の視点、地域にある雑誌は地域のネットワークを作る使命があるとの視点を持った雑誌の創刊。
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人材も資金もないところから、事業を起こすエネルギーに人が集まる。また人と出会う事によって成長していく。人とであうドキドキ感を人に伝えたい。
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社員の成長が会社の成長に繋がる。
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雑誌作りは、当然クリエイティブな仕事であるが、社長業はもっとクリエイテイブである。意思決定の場が多く社長の舵取りで会社の進路が決まる。
アンケートより
1.「社長業ほどクリエイティブな仕事はない」のどこの内容が参考になりましたか?
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社員育ての方法。やる気にさせながら、上司・部下相互の信頼関係を築くところ。
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創業時の資金繰りの大変さというのは、一番苦労する部分であり、重要なことだと思う。
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社員の成長(教員と同じような感じ)によって会社が大きくなること。
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社長が会社のかじとり。男女の差はない。
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報は発信の雑誌会社の2つの使命(@男女平等の雑誌作りA人と人とをつなぐ雑誌作り)がぶれていない所が感心しました。
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村山氏の体験談は、いろんな面で参考となった。(生き方・考え方・行動等)
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思い努力すれば叶うものだ
2.「社長業ほどクリエイティブな仕事はない」について他に聞きたい事がありましたら下にお書き下さい
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時代の流れとビジョン
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上手に「すてる」技術。何にでも挑戦したがるタイプなので、たまに「このままでいいのか」って思ったりします。
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具体的な話が多くすごく分かりやすかった。社長やってみたくなりました。
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1)一つの世界を深めれば大局が見えてくるという言葉の意味
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2)事業を始めるときの大変さ、資金創り
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